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ニッポンの夜明けは、孫さんにかかっている [日本]


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やっぱり孫さんはすごい。

先月のイーアクセスの買収も、昨日の米国スプリント社の買収も

その大胆さと、チャレンジ精神に、胸がすく思いです。


昨今、日本企業が勢いを失っているのは、

大手企業のほとんどがサラリーマン社長になったせいだと、よく言われます。

かつての創業社長は、即断即決。すべて自分の責任で、腹をくくって大きな決断をして、成功もあれば失敗もする。

そんな中で事業を大きくしていきました。


でも、サラリーマン社長は、独断での決定なんて絶対にしない。

4~5年前に、ある大手企業で就任間もない新社長に取材したことがありますが、

「いまは経営判断も役員会で行いますし、社長が変わったからと言って、

会社の方針が大きく変わることはありません」と言われて、ビックリした覚えがあります。

「それじゃあ、あなたは何のために社長になったんですか?」 と聞きたかったのですが、

もう少しやわらかい言葉で質問したところ、

「社長は対外的な顔であって、誰かがやらなくてはいけない。今回たまたま私に順番がまわってきたのです」と、

就任したばかりのせいか、秘書が焦るような卒直な気持ちを語ってくれたものでした。


そんな調子なので、その時の取材は一向に盛り上がらず、

社長も、今後の事業方針などについて、型通りのコメントをするだけで、

抱負とか、夢とか、「思い」の部分はまったく聞き出すことができませんでした。


取材後に、たしかに最近の企業トップはみんなこんな感じなのかな・・・

戦後の焼け野原から裸一貫で事業を立ち上げて・・・・というような、創業社長の武勇伝は、もう時代遅れなのか、

と思ったものでした。


でも、やっぱり違います。

スティーブ・ジョプズ氏を例にあげるのは、少し極端かもしれませんが

強いリーダーシップと、実現したいと願う夢と、情熱がなければ、

いくら優秀な社員が揃っていても、いずれ時代の波に飲み込まれてしまうでしょう


そういう目で見ると、いまの日本で元気なのは、だんぜん孫社長でしょう。


他にもカリスマ性のある元気な社長さんもいらっしゃると思いますが、

孫さんの良いところは、ポジティブでおおらかで、適度に軽くて明るいこと。

そして、これは、僕の個人的な印象ですが「失敗してもいいや」と、どこか腹をくくっている気がすることです。


新しいことへの挑戦は博打みたいなもので、いくらしっかり準備をしても、やってみなければ分かりません。

逆に、徹底的に事前調査し、シミュレーションを重ねて、石橋を叩いて渡るようなことをすると

失敗はしないでしょうけど、大きな成功もないでしょう。

それに、そんなものは、もはや挑戦とは言えない。


今の日本を暗くしているのは。こうした「失敗は許されない」という空気だと思います。

それは、マスコミの責任も大きいと思いますけどね・・・(と、長くなるのでその話また今度)


とにかく、淀んでこわばった日本に、大きな風穴を空けてくれる孫さんの存在は非常に痛快です。

さすがは、海援隊旗をロゴにしているだけのことはあります。


これからもどんどん突き進んで、日本を徹底的に洗濯してほしいと思ってます。


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